エッセー「ALS」序章

2019/08/02

2019年の参議院選挙で「れいわ新選組」から難病のALS患者の方が当選しました。

ALSの認知度が高まったことを嬉しく思います。

医者だった私の親友が教えてくれました。

「患者が少ない難病は、費用がかかるばかりで、薬を作ってもらえないんだよ」

ガンから薄毛治療まで、患者が世界に多ければ、そちらが優先されるというのです。(経済的効率からも…)

わたし
「じゃあ、難病の人は、どうしたらいいんだよ」

親友
「みんな知らないんだよ。
だから、まず世間に知ってもらう、それしかないんだよ」

この親友はALSに倒れ、亡くなりました。

私はALSについて語り継いでいくつもりです。

若くして亡くなった、親友の弔い合戦として。