非営利団体で収益活動?

2019/07/05

ボランティア活動を行っている組織には、NPO法人(NPO=Non-Profit Organization=非営利団体)が多くあります。よく誤解されるようですが「非営利」という言葉から(NPOの人たちは、みんな無料で働いている)と思われることが多いようです。

しかし実際には非営利団体でも人件費は支払われ、収益目的の事業も認められています。ただしポイントは、収益は人に分配されるのではなく、新たな社会貢献活動に充てられるということです。

人件費が払われるからこそ社会貢献活動の組織が維持されます。そして収益をあげるからこそ、更に社会貢献活動が拡大されるのが可能になるわけです。

また慈善活動に限らず、団体で何かの組織を運営するには必ず経費がかかります。事務所の電気代・水道代などの光熱費、電話や郵便などの通信費、移動のための交通費など、これらは組織運営のための「必要経費」といえるでしょう。

この必要経費をきちんと回収するためには「有償の行為」は不可欠であり、それが寄付金や会費の形となって組織に入金されます。それは組織を持続するための基盤となります。